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tobofu
5月 26
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脚本で極力避けること。書いてはいけないことがあるそうです。
それは回想シーン……何事かを描くとき回想を使うとそのシーンの説明にすぎなくなるからです。説明はドラマではない。ごもっともといえないこともない。
偶然シーン……どこかを歩いていると偶然、向こうから恋人が歩いてくる。というようなトレンディドラマでよくあるやつですが、これを使うと、何でも、偶然で話が展開する。安易なドラマになるというのです。ドラマは、必然性を大切にしなければならない。これもごもっともといえないこともない。
夢落ちの脚本……何が起ころうと、それは夢でしたの結末ではなんだって書けるじゃないですか。
まあ、確かにそうかもしれません。
そして、登場人物を精神異常者にすること。精神が異常なら、その人がなにをやっても、「あいつはキチ○○だから、なにをやっても仕方がない」でかたづいてしまう。
そして、ちょっと高度ですが、作者が、主人公を愛しすぎないこと、主人公の気持ちににのめりこまないこと……脚本には、テーマが必要です。しかし、テーマを語るのに冷静さがないと、押しつけがましい脚本になる。
 偉い先生は、脚本の初心者に、以上のようなことを教えてくれます。
 でも、僕個人は、必ずしもそうは思わない。
 確かに、偉い先生の忠告を守らなかったために、ろくでもない脚本になった例も多い。
 しかし、あえて、忠告を無視した傑作も多い。
 例をあげればきりがない。名作といわれる映画の半分以上が、いわゆる初心者向けのお約束を無視していると思うのです。
 僕の脚本も、正直、ほとんどが約束無視です。
 できの良し悪しは別にしてもね。
「スラムドッグミリオネア」は、よくやるよとあきれるぐらいの約束無視で、それがうまく機能している。
 脚本家も演出家も意地になって、約束無視をして、最後まで見せきってしまう。
 久しぶりに脚本の出来に感心しました。
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